じけいケア
訪問鍼灸・訪問マッサージ業務の流れ|導入後に何から入力するか
じけいケア導入後の一気通貫の流れを整理。マスタ登録、利用者基本情報(保険証・医師同意)、実績登録、実績管理、請求管理(レセプト一括出力)、請求書・領収書一括出力まで、何をどの順で進めるかを解説します。
結論
導入後にまずやることは、画面を全部触ることではなく、「マスタ登録 → 利用者基本情報 → 実績登録 → 実績管理 → 請求管理(レセプト) → 請求書・領収書」の順で、一度の流れを通すことです。この順番が分かると、日々の入力と月末の出力がつながりやすくなります。
このガイドで分かること
何を最初に登録し、現場と事務所がどう入力を進めるかの全体像です。
- 導入直後に優先して入れる項目(事業所の基盤)
- 保険証情報・医師同意を含む利用者登録から請求出力までのつながり
- 他の管理ソフトから移るときの進め方の目安
請求まわりの考え方だけを深掘りしたい場合は請求管理ガイドもあわせてご覧ください。
全体の流れ(一気通貫)
じけいケアでは、入力はできるだけ一度に寄せ、あとの工程で使い回す想定です。下のカードを押すと、各STEPの説明へ移動します。
マスタ登録(事業所の基盤作り)
利用者を入れる前に、事業所として共通で使う土台を整えます。
- 事業所名、住所、連絡先など自社情報
- 施術者(担当者)の登録
- 医師・保険者の登録(必須)… 基本情報登録でタブから選ぶため、事前に入れておく必要があります
医師・保険者は、あとから利用者の基本情報で選択する前提です。ここが空のままだと、基本情報登録や帳票・請求の工程で止まりやすいです。最初の段階で「最低限動く土台」としてそろえておくイメージです。
利用者基本情報入力(保険証情報・医師同意書)
請求や同意に使う情報を、利用者ごとに登録します。
- 氏名・住所・生年月日などの基本項目
- 保険証情報(保険者はマスタから選択。記号・番号、負担区分など)
- 医師同意書まわり(同意医師はマスタから選択。同意期間、初療日など)
- 担当者(マスタ登録済みの施術者から選択)
- 訪問予定(毎週)… その利用者の定期的な訪問曜日・時間
ここに登録すると、どこへ反映されるか
- 訪問予定(毎週)→スケジュール管理
定期的な訪問曜日・時間が、スケジュール管理の予定として反映されます。
- 担当者→実績登録・スケジュール・出勤簿(勤怠管理)
誰の担当利用者かを分ける基準になり、実績や予定の絞り込みに使います。出勤簿(勤怠管理)も施術者ごとに作成されます。
- 保険証情報・医師同意→請求・帳票・同意書
レセプトや同意書など、あと工程の書類に必要な情報の土台になります。
- 氏名などの基本項目→各画面の利用者選択
実績登録・実績管理・請求など、利用者を選ぶ画面全体で使います。
最初から全利用者を完璧に入れなくても構いません。まずは「今月から動かす利用者」から始め、運用しながら広げると負担が少ないです。
実績登録(日々の訪問記録)
業務の中心はここです。訪問後に、その日の内容を実績として残します。
- その日のうちに残す… あとでまとめて思い出す運用を減らす
- 現場はスマホで入力…音声入力で記録を残し、必要なら事務所で整える
- 施術内容・往療・備考など… あとの実績管理・請求の元データになる
- 備考は毎日しっかり入れる…AIによる報告書作成ができるため、毎日の備考が入っていると報告書作成がボタン一つで終わります
請求を楽にする近道は、月末の頑張りより「実績が毎日残っていること」です。報告書も同様に、日々の備考が土台になります。
実績管理
登録した実績を一覧で確認し、抜けや誤りを整えます。
- 月単位などで実績を一覧表示する
- 施術日・利用者・施術内容・自費・備考などを確認・修正する
- 請求前に、未入力や内容のずれがないかを見る
現場で入れた内容を、事務所側で見直す工程です。ここで整えておくと、次の請求出力がスムーズになります。
請求管理(レセプト一括出力)
請求書・領収書一括出力
レセプト出力とは別に、利用者向けの帳票もまとめて出せます。
- 請求書・明細書付き領収書の一括出力
- 必要に応じて印影入りでの出力
注意:印影入りで出力するには、事前にマスタ登録の自社情報で角印(印影)画像を登録しておく必要があります。未登録の場合は印影なしでの出力になります。
実績と基本情報がそろっていれば、月末はこの出力と内容確認が中心になります。転記のための再入力を増やさないのがポイントです。
補足:報告書・同意書・スケジュール
上記の本線以外にも、実務で使う周辺業務があります。
報告書作成
AI報告書下書きは、日々の実績(と備考)をもとに進めます。STEP3で備考をしっかり残しておくほど、作成が楽になります。
同意書・依頼文
基本情報に登録した医師同意まわりなどの情報があれば出力できます。
スケジュール管理
訪問予定の確認・調整に使い、日常の補助として使う想定で、印刷もできます。
他の管理ソフトからの乗り換え
多くの事業所は、すでに何らかのソフトや表計算を使っています。いきなり全置換する必要はありません。ただし有料ソフトとして運用する以上、請求出力まで一度通ることが前提です。出せない・印刷できない状態では本運用に入れません。
- 移行の範囲を決める… まずは利用者の基本情報(保険証情報・医師同意まわり)を優先する
- 並行期間を短く設ける… 一部の利用者・施術者だけで、実績登録→実績管理→請求出力を一度通す
- 確認ポイントを決める… 同意期限、未入力、請求対象の漏れなど、見る場所を絞る
- 問題なければ範囲を広げる… 現場入力と事務所確認の分担が固まってから全体へ展開する
この環境ではうまく使えません(導入前に確認)
現場の実績入力はスマホでも進められますが、請求・帳票の本線はPCでExcelを開き、印刷できることが必要です。次に当てはまる場合は、現状のままでは本運用に向きません。
- Excel未導入… レセプト等の一括出力は主にExcel(.xlsx)です。Excel(または確実に開ける互換ソフト)がないと、請求業務を回せません。
- プリンタ未設定… 帳票は書類保管庫に電子保存できるため、紙での保管は必須ではありません。一方で、提出のために印刷する運用では、プリンタが使える状態が必要です。印刷できないと提出業務が止まります。
- スマホ中心だけでPCがない… 訪問後の入力はスマホで可能でも、請求の一括出力・確認・印刷はPC前提です。PCがない事業所では本運用できません。
動作環境の推奨ライン/最低ライン
請求の一括出力はブラウザ上でExcelやZIPを生成します。次の3点は、契約前に必ず確認してください。
1. PCのスペック(古いPC・メモリ不足)
- 推奨ライン… メモリ8GB以上。事務用の普通のWindows PC。一括出力(人数が多い月)でも安定しやすいです。
- 最低ライン… メモリ4GBでも動くことはありますが、一括件数が多いと重い・落ちることがあります。その場合は出力を分割する、個別出力を使うなどの運用が必要です。
- 目安… Windows 10以降を推奨。極端に古い薄型ノート+メモリ4GB前後は、請求時期に詰まりやすいです。
2. ブラウザの新しさ
- 推奨ライン… Google Chrome または Microsoft Edge の最新版(できれば自動更新オン)。
- 最低ライン… Chrome / Edge / Safari の、最新から1〜2世代前まで。これより古いと、ダウンロードや画面動作が不安定になることがあります。
- 使えない例… Internet Explorer、更新が止まっている古いブラウザ。請求出力の前提から外れます。
3. ZIPの解凍
- 推奨ライン… Windows標準のZIP解凍、または解凍ソフトが使えること。一括ExcelはZIPでまとめてダウンロードされることが多いです。
- 最低ライン… ZIPが解けなくても、個別のExcel出力や、印影入りPDFの一括印刷など、ZIPを使わない導線で一部は回せます。ただし一括運用の効率は落ちます。
- 確認してほしいこと… 「ZIPをダウンロードして中のExcelを開けるか」を、導入直後に一度試してください。
動作環境が不安な場合は、お問い合わせでご相談ください。
最初の1週間で確認したいこと
よくある質問
Q. 全部を初日に入れ切る必要がありますか?
A. いいえ。まずは事業所のマスタ(自社情報・施術者・医師・保険者)と、今月から動かす利用者の基本情報から始め、実績登録→実績管理→請求出力まで一度通すのがおすすめです。全員分を最初から完璧に揃える必要はありません。
Q. 現場と事務所で分ける場合、誰が何をしますか?
A. 現場は訪問後の実績登録(音声入力でも可)、事務所は基本情報・実績管理での確認修正・請求まわりの出力、という分担が取りやすいです。事業所の体制に合わせて調整してください。
Q. 今使っている他のソフトから移せますか?
A. 一括で何でも自動移行できるわけではありません。まず利用者の基本情報(保険証情報・医師同意まわり)を優先して移し、運用を一度通してから範囲を広げる考え方です。移行代行も利用できます。
Q. 請求管理ガイドとの違いは何ですか?
A. このページは導入後の全体の入力順と業務の流れの説明です。請求管理ガイドは、記録と請求をつなぐ考え方に焦点を当てた記事です。
料金・機能・導入全般の質問はよくある質問ページにまとめています。